木工講座

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 3-5 ほぞ切り治具とソーガイドによる継ぎ手の加工
 
 ここでは、「ほぞ切り治具」と「ソーガイド」で加工できる継ぎ手をいくつか紹介します。
この治具とソーガイドを使って縦挽きをするとうまくできます。縦挽きが終われば治具から部材を外し、ソーガイドとのこぎりで横挽きをします。縦挽きと横挽きが交差する角は、切り残しができることがあります。その場合は、ノミで削ってください。
 ソーガイドを置く位置は、不要な同じ材料を切断し、確かめてください。または、ほぞの幅を少し大きめに切断し、ノミや紙やすりで削ってはめ合いを調節してください。写真の材料は1×2材です。

 ○ ほぞ接ぎ (ほぞ穴の作り方はこちらをご覧ください。)
二方胴付ほぞ   二方胴付ほぞ
1-1
  ほぞ切り
1-2
         
四方胴付ほぞ   四方胴付ほぞ
1-3
  ほぞ切り
1-4

 ○ 相欠き接ぎ
 板の厚さの半分を切り落とします。 不要部分を切り落とした後、角に切り残しがある場合は、ノミで削ります。[2-5]
 [2-2]は、短い部材の延長に、[2-4]は、額縁・写真立てなどに応用できます。
 木工作品集「額縁」もこの方法ですると丈夫になります。
  相欠き接ぎ
2-1
  相欠き接ぎ
2-2
       
  相欠き接ぎ
2-3
  相欠き接ぎ
2-4
       
  相欠き接ぎ
2-5
  相欠き接ぎ
2-6

 ○ 留形相欠き接ぎ
 継ぎ目が斜めの相欠き継ぎです。相欠き継ぎと同様に板の厚さの半分を切り落とします。不要部分を切り落とした後、角に切り残しがある場合は、ノミで削ります。[3-3]
 用途は、相欠き継ぎと同じです。
  留形相欠き接ぎ
3-1
  留形相欠き接ぎ
3-2
       
  留形相欠き接ぎ
3-3
   
       
  留形相欠き接ぎ
3-4
  留形相欠き接ぎ
3-5
 
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