木工作品集


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 ○ ほぞ切り治具 W 270×H 107×D 150
 
  • 画 像
  • 組立順序
ほぞ切り治具 立体図
 
ほぞ切り治具
 
 木材の接合方法に「ほぞ接ぎ」というものがあります。ほぞ接ぎは、木ネジによる接合に比べかなり強度があり、既製品の家具に多く使われています。
この治具は、ソーガイドまたはソーガイド・エフで「ほぞの縦挽き」をするためのものです。最大4×4材(89×89mm)までの木材に使用できます。2×2材までならソーガイド・ミニを使用できます。
 「木馬型プランターボックス」で短い部材の接合に使われています相欠き接ぎにも使用できます。
 下記にこの治具の使い方を説明します。  
 
ほぞ切り治具
作業台に治具をクランプで固定します。
 
ほぞ切り治具
ソーガイドを治具に置く前に直角の調整をします。
部材とソーガイドを写真の様にクランプで固定します。
 
ほぞ切り治具
ライフソー9寸目265で切断します。
線の位置まで切断後部材を外し、180°回転させ固定し切断します。
 
ほぞ切り治具
 長手方向を2箇所切断後、部材を90°回転させ固定し同様に切断します。「二方胴付きほぞ」の場合は、この切断はしません。
 
ほぞ
 4箇所切断後、治具からソーガイドと部材を外し、木表・木裏・木端面にけがいた線の部分をソーガイドを使い切断します。

 
ほぞ
この治具で切断して作ったほぞ(四方胴付きほぞ)
ほぞ穴とのはめ合いの調整が必要な場合は、ノミで削ります。
 
 
 本来は精度を高めるため金属で作るのが望ましいですが、集成材を使って作っています。材料の切断は正確に平行にしたいので、電動のテーブルソーやホームセンター等に置いてあるパネルソーで切断するのが望ましい。
 組み立ては接着剤だけで固定します。接着剤が乾いてから木ネジで補強してもいいでしょう。
 
 (1) 2本と(3)を接着剤で固定します。曲尺やスコヤなどを使い正確に直角になるようにします。
(3)の上に当て板を置き、接着剤が乾くまでクランプで挟み込むとよいです。
(4)は(1)の間に挟むだけでここでは接着しません。
  組立順序 1-2

1-1
 
 これにもう一枚の(3)を固定します。   組立順序 1-2
1-2
 
 (4)を外し(1)と(3)に接着剤で固定します。
(4)は、(3)の右面より 意図的に1mm左に寄せています。下図を参照。
組立順序
  組立順序 1-3
1-3
 
 (2)を(3)に接着剤で固定します。
ここでも曲尺やスコヤなどを使い正確に直角になるようにします。
(2)は、(3)の右面より 意図的に1mm左に寄せています。
  組立順序 1-4
1-4
 
木取図    
木取図