木工講座

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 1-3 木材を切断する道具
 
 ○ 手引きのこぎり
 木材を切断するのこぎりは、大きく分けて「横挽き」と「縦挽き」があります。木目に対して直角(または斜め)に挽く場合は横挽きを、木目に対して平行に挽く場合は縦挽きを使います。また一枚の刃で「縦横斜め」切断ができるのこぎりもあります。当社では約10年前に「縦横斜め挽きのこぎり」を発売しました。   のこぎりの刃先
    横挽きのこぎり
ゼットソー265
ゼットソーシリーズ
   
  のこぎりの刃先
    縦挽きのこぎり
 のこぎりの挽き方    
 のこぎりの刃を材料に対して直角になるように置き、挽き始めは短くゆっくりと往復させます。ある程度挽いたらのこぎりの刃渡り全体を使って挽くようにします。挽き終わりは切り落とされる側を持った状態で、短くゆっくり往復させます。
 
 ○ 糸のこぎり
 糸のこぎりは弓形の形状で曲線を切断する場合に使います。板の外周に近い部分は切断できますが、幅の広い板の中心部に近い部分を円形等にくりぬくことができません。そのよう場合には、廻し挽きのこぎりを使用します。   糸のこぎり
 ○ 木工用ドリルビット、電動ドリルドライバー
 電動ドリルドライバーのチャックに木工用ドリルビットを取り付けて穴を開けます。穴を開ける場合は、不要な木材の上に穴を開ける木材を置きます。このようにするとビットの刃が長持ちしますし、木材を貫通したとき下側にバリができません。
 具体的には、廻し挽きのこぎりの下穴開けや丸棒を通す穴開けなどに使用します。
  木工ドリル
 
 ○ ドリルスタンド
 右写真の「ドリルスタンド」に電気ドリルドライバーを取り付けて直角に穴開けができます。同じ穴の深さを複数開ける場合に便利です。(写真に取り付けてあるのは、電動インパクトドライバーです。)   ドリルスタンドに電気ドリルドライバーを取り付けた状態
また、電気ドリルドライバーのお尻が平らであれば、そこに水平器(円柱型)を貼り付けます。水平器の水泡が中心になる位置で使用すれば簡易的ではありますが直角に穴をあけられます。
 穴をより正確に直角に開けるには、ドリルスタンドの代わりにボール盤を使用します。
  ドリルスタンド  
 
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