幅のある板材から木取りする為の注意点

今回はお問い合わせのあった、合板や集成材などの幅の広い板材を

新規登録した際の注意点を解説したいと思います。

まずは基本の設定を見てみましょう。

ここで重要な点が一つあります。

最後にある「配置」という項目です。

これは木取り(板取り)の際の配置方法を表します。

ここでは「標準」と「自由」を選択できます。

標準の場合、この部材を図面に追加すると、フリー配置にチェックが付きます。

フリー配置にチェックがない状態です。

この状態で木取り図を開くと、横方向にのみ木材が配置されます。

例えば、もとの材料が600x1820mmとすると、290x900mmの部材を木取りすると

下の図のように、右側に並んで追加されるだけです。

次に、作図画面で選択部材のフリー配置にチェックを入れます。

この状態でもう一度木取り図の画面で再配置を行います。

すると下のように、きれいに収まるように配置されます。

1つ注意点として、木取り図には切り代の分1mmが自動的に追加して計算されますので、

ピッタリのサイズ 300x910mmにすると横の長さが1821mmになって1820mmに収まらないため

サイズオーバーで1つの材料に収まらなくなります。

こんな感じになります。

まとめると

1.フリー配置の設定を「配置したい方法」を考慮して正しく設定しておく。

2.切り代の分を考慮しないと木取りした際に寸法が足らなくなる。

です。

今回はここまで。

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